軽ワゴン車が逆走、車両5台の多重衝突に

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25日午後7時40分ごろ、兵庫県洲本市内の神戸淡路鳴門自動車道下り線を軽ワゴン車が逆走。順走車と正面衝突する事故が起きた。後続車も巻き込まれ、路線高速バスを含む車両5台が関係する多重衝突に発展。5人が重軽傷を負っている。

兵庫県警・高速隊によると、現場は洲本市下内膳付近で片側2車線の緩やかなカーブ。軽ワゴン車は下り線の第2車線側を逆走し、順走してきた乗用車2台と相次いで衝突。立ち往生していた3台の車両を避けようとした後続の路線高速バスと大型トラックが接触するなど、車両5台が関係する多重衝突に発展した。

この事故で逆走してきた軽ワゴン車が横転中破。運転していた奈良県大淀町内に在住する63歳の男性が胸部骨折などの重傷。衝突した2台の乗用車に乗っていた4人が打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。高速バスの乗客乗員35人と、トラックの運転者にケガはなかった。

現場は洲本インターチェンジから北へ約2kmの地点。事故直前から「逆走車がいる」との通報が寄せられていた。警察では逆走車を運転していた男性の回復を待って事情を聞くとともに、逆走開始地点の特定を急ぐなど、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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