BASFと中国・同済大学デザイン&イノベーション学部は、同大学に通う1995年以降生まれの学生100名を対象に、自動車産業の重要なトレンド指標である「色」「車の好み」「ライフスタイル」「車の好み」の共同調査を実施。その結果を発表した。
調査結果によると、好きな色は「黒」がトップ。中国では昨年、ローズゴールドのスマートフォンが爆発的に売れたが、今回の調査では「ピンクが好まれる」とは限らないことが示された。95年以降生まれの世代は、彼らよりも年上の世代とは異なり、黒を高級感やステイタスシンボルとしては見ておらず、控えめで知的、シック、落ち着いていて、スタイリッシュなイメージとして捉えている。
自動車の種類では、依然としてSUVが女性を中心に人気が高かった一方、男性回答者の約20%がスポーツカーを好むという結果になった。さらに、自動車の購買決定を行う際に環境保護を重視する傾向が高まっていることから、従来のガソリン車よりも、電気自動車やハイブリッドカーなどのエコカーが好まれることも明らかになった。
BASFでは今回の調査結果の分析をさらに進め、同社が毎年行っているカラートレンド予測に反映させる予定だ。