ゼロが発表した2016年6月期の連結決算は、経常利益が前年同期比49.8%増の56億5000万円と大幅増益となった。
売上高は同0.8%増の778億2900万円と微増だった。日産車の新車輸送や整備は減収となったが、新規顧客からの車両輸送や中古車輸出事業を推進したほか、海外メーカーの車両保管業務の受注・料金見直し効果でカバーした。
収益では、輸送手段や経路などの改善活動、労務管理の強化に加え、原油安による燃料コスト削減効果もあって、営業利益は同43.9%増の52億7100万円と大幅増益だった。当期純利益は同78.8%増の33億5800万円だった。
今期の通期業績見通しは売上高が800億円、営業利益が56億円、税引前利益が56億円、当期利益が35億円を予想する。