日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティは8月2日、7月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は9945台。前年同月比は4.7%減と、5か月ぶりに前年実績を下回った。
セダン系では、主力の『Q50』(日本名:日産『スカイライン』)が2805台にとどまり、前年同月比は26.3%減と、3か月連続で減少。『Q70』(日本名:日産『フーガ』)は、前年同月比11.4%減の507台と、減少が続く。モデル末期の『Q60』(日本名:日産『スカイラインクーペ』)も、80.6%減の62台にとどまる。
SUVでは、『QX60』が3701台を売り上げ、前年同月比は1.6%減と、5か月ぶりに減少。『QX50』(日本名:『スカイラインクロスオーバー』)は、改良新型モデル投入の効果で、前年実績のおよそ7.5倍の1360台と大幅増を保つ。
また、最上級クロスオーバー車の『QX70』は、前年同月比21.9%減の242台と、3か月ぶりのマイナス。最上級SUVの『QX80』は、17.8%増の1267台と、4か月連続で増加する。SUV全体では、23.3%増の6570台を売り上げた。
インフィニティの2016年1‐7月米国新車販売は、前年同期比0.3%増の7万4923台。その内訳は、乗用車が31.1%減の2万7519台、ライトトラック(SUV)が36.4%増の4万7404台。SUVが引き続き、牽引役を果たしている。