ヤマハ発動機、商品ミックス改善やプラットフォーム化が為替差損を吸収 1-6月期決算

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ヤマハ発動機が発表した2016年6月中間期(1~6月)の連結決算は、為替差損などの影響で経常利益が前年同期比25.7%減の553億円と大幅減益となった。

売上高は同6.1%減の7783億円と減収となった。二輪車事業は、欧州がMT-10やXSR900などの新型車投入効果で好調だったものの、インドネシアやブラジルが低迷、北米も計画的な流通在庫圧縮の影響などで減収となった。

マリン事業は、主要市場の北米では船外機などで増加したものの、全体では前年並みとな、為替換算の影響もあって減収となった。特機事業は、スノーモビル、ゴルフカーなどで販売が低迷し、減収となった。

営業利益は同10.9%減の654億円となった。商品ミックス改善やプラットフォーム化推進などのコストダウン効果によって現地通貨安影響を吸収し、小幅な減益にとどまった。

四半期純利益は同37.8%減の324億円となった。

為替水準が想定より円高で推移しているため、通期業績見通しを下方修正した。売上高は前回予想より2000億円マイナスの1兆5000億円、営業利益が150億円減の1050億円、経常利益が300億円マイナスの950億円、四半期利益が200億円の600億円を予想する。

《レスポンス編集部》

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