函館本線山線経由の特急『ニセコ』運転 8月29日から

鉄道 企業動向
臨時特急『ニセコ』で使われる「ニセコエクスプレス」。3両編成で指定席2両・自由席1両になる。
  • 臨時特急『ニセコ』で使われる「ニセコエクスプレス」。3両編成で指定席2両・自由席1両になる。
  • 留萌本線で運転された臨時列車で使用されたときの「ニセコエクスプレス」。

JR北海道は7月19日、札幌~函館間で臨時特急『ニセコ』を8月29日から運転すると発表した。同区間の結ぶ特急『北斗』『スーパー北斗』は太平洋側の苫小牧や室蘭を経由しているが、『ニセコ』は日本海側の倶知安やニセコを経由する。

主な停車駅の時刻は、上りが札幌7時57分発~小樽8時45分発~倶知安10時03分発~ニセコ10時17分発~長万部11時35分発~新函館北斗12時58分発~函館13時15分着。新函館北斗駅では、同駅を13時35分に発車する東京行き新幹線『はやぶさ24号』に接続する。

下りは函館13時56分発~新函館北斗14時19分発~長万部16時00分発~ニセコ17時15分発~倶知安17時33分発~小樽18時48分発~札幌19時27分着。新函館北斗駅では東京駅を9時36分に発車する『はやぶさ11号』から乗り継げる。

車両はキハ183系特急形気動車の団体・臨時列車用の車両「ニセコエクスプレス」を使用。3両編成(定員152人)で1号車(札幌方)と2号車が指定席、3号車(函館方)が自由席になる。倶知安~昆布間では地元の観光協会スタッフが乗車し、特産品の販売を行う。また、余市駅と長万部駅では、函館行き上り『ニセコ』の発着にあわせ、ホームで特産品の販売がある。

運転期間は8月29日から9月7日まで。JR東日本の「大人の休日倶楽部」会員限定で発売される割引切符「北海道新幹線開業記念 大人の休日パス」(2万6000円)の利用可能期間にあわせて設定された。この切符では利用可能期間内の連続する5日間に限り、JR北海道とJR東日本の全線が自由に乗り降りできる。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集