集団登校中の小学生にクルマを突っ込ませた男、殺人未遂容疑で逮捕

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6月30日に岐阜県海津市内の市道で発生し、集団登校中の小学生8人が負傷した軽傷ひき逃げ事件について、岐阜県警は4日、事故を起こしたクルマを運転していた68歳の男を殺人未遂と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

岐阜県警・海津署によると、問題の事故は2016年6月30日の午前7時30分ごろ発生している。海津市海津町馬目付近の市道(車線区別のない幅員約3.5mの緩やかなカーブ)を走行していた乗用車が路外に逸脱。道路右側の路肩を歩いていた集団登校中の小学生9人の列に突っ込み、このうち8人が打撲などの軽傷を負った。

クルマはそのまま逃走したため、警察ではひき逃げ事件として捜査を開始。同市の市役所駐車場で衝突痕のあるクルマを発見。車内で腹部を刃物で切りつけたうえ、可燃性の油を被るなどして自殺を図っていた68歳の男を確保し、調べを続けていた。

その結果、男の自宅からは小学生の殺害を予告するような記述のあるノートを発見。ブレーキを踏まずに列へ突っ込んだとみられていることから、事故当時には小学生を殺傷させる意図があったものと判断し、男を殺人未遂やひき逃げ容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「弁護士が来てから話す」などと供述しているという。警察では押収したパソコンなどの分析を進めるとともに、事故発生の経緯をさらに詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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