東京スカイツリーで行われている企画展「ウルトラ作戦第634号」(7月21日まで)では、科学特捜隊「ジェットビートル」や怪獣攻撃隊「マットアロー」、隊員が着用するヘルメットや銃器など、ウルトラマンシリーズの空を護った機材・装備が展示されている(写真50枚)。
「ウルトラマン」の撮影で用いられた、科学特捜隊「ジェットビートル」(SSSP JET VTOL)は、垂直尾翼下に2つの推進用ジェットエンジン、機体腹部に浮上用エンジン、主翼端にロケットランチャーなどを積む、同隊の主力戦闘機。もともと東宝映画「妖星ゴラス」に登場した国連所属ジェット機をベースにしたモデルで、ウルトラマンシリーズでは、怪獣への攻撃をはじめとした空の防衛で貢献。会場には、その撮影用モデルや、シーン写真が展示されている。
ジェットビートルのコックピット部分をカットした原寸大モデルは、各種スイッチ、メーター、操縦レバーなども再現。コックピットに入って撮影を楽しむ来場者の姿があった。
また、怪獣攻撃隊(MAT)の機材で、輸送・攻撃・偵察などを担ったマットアロー2号は、同1号とはスタイルを異にし、円形主翼が特徴。単座で会場には、機体後部に1本の推進用ジェットエンジンが載る。会場には「帰ってきたウルトラマン」で使用されたモデルや、マットジャイロなどのシーン写真が展示されている。
さらに、Apple Watch や Android Ware を先取りしたようなウルトラ警備隊用「ビデオシーバー」など、空を護る隊員たちの装備も展示。ZAT(地球防護)隊員用、TAC(超獣攻撃)隊員用のヘルメット、MAT隊員用「マットシュートAタイプ」「タックガン」、ウルトラ警備隊用「ウルトラガン」、ZAT隊員用「ザットガン」、科学特捜隊用「スーパーガン」などには、生々しい傷が刻まれていた。