出光興産は5月19日、2016年5月の国内向け原油処理計画を3製油所合計で前年同期比11%減の143万キロリットルとすると発表した。燃料油需要は、省燃費車の普及等の要因から、前年を下回る水準で見込んでいる。
5月の国内向け原油処理計画は、製油所の定期修理や足元の北海道製油所でのトラブルを踏まえ、内需想定を下回る処理水準とするが、在庫・輸入・調達等の供給手段を活用し、安定供給の確保に努めていく。
また堅調な海外市況を背景に積極的な輸出を計画。国内向けに輸出を加えた総処理計画は、同43%増の228万キロリットルの処理水準とする。