成田国際空港が発表した2015年度(2015年4月~2016年3月)の空港運用実績は航空機発着回数が国際線、国内線とも好調で前年度比3%増の23万5190回と4年連続で過去最高を更新した。
このうち、国際線はタイガーエア台湾やエチオピア航空などの新規就航に加え、台湾、香港など、アジア路線を中心に新規路線開設や増便が相次いだことで旅客便が好調で同3%増の18万3635回と、8年ぶりに過去最高を更新した。
国内線は、ピーチ・アビエーションの路線開設やジェットスター・ジャパン、バニラエアの増便で同2%増の5万1555回と14年連続で過去最高を更新した。
航空旅客人数は国際線外国人旅客数や国内線旅客数の大幅な増加で同7%増の3794万1435人と2年ぶりに過去最高を更新した。国際線外国人旅客数は東南アジア各国での査証免除や円安基調の効果で主にアジア方面を中心に訪日旅客が増加し、同21%増の1290万0667人と2年連続で過去最高を更新した。
国内線旅客数は同15%増の688万5598人と7年連続で最高を更新した。
仮陸揚貨物量は同1%増の70万1680トンと4年連続で過去最高となった。