BASFのカラートレンド予測…アジア太平洋地域は「ブルーグリーン」

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アジア太平洋地域のキーカラー ブルーグリーン
  • アジア太平洋地域のキーカラー ブルーグリーン
  • 今年のテーマ パララックス

BASFは5月10日、アジア太平洋地域を含む世界の自動車カラートレンド予測を発表した。

BASFの最新のカラートレンド予測のテーマは「パララックス」(多面的な視点)。パララックスとは、1つのモノを2つの異なる視点から見たときの見え方の違い(視差)のことで、現代社会のバーチャルな世界の魅力と、リアルな現実世界での自己表現への憧れという視差を表現している。

グローバルには、バーチャルな世界とリアルな世界の曖昧な関係が、自動車のカラートレンドに反映されている。日常生活におけるデジタル化の流れを表現する人工的でメタリックなブルー、シルバー、ホワイトが人気を集める一方で、それとは相反する、都市でのリアルな経験や感情の探求の表れともいえる有彩色やナチュラルカラーへの人気も高まっている。

地域別では、欧州はデジタルな表現とメタリックエフェクトの素材感を結びつけた高彩度な「メタリックブルー」、北米は、見る角度によってグリーンからブルーへと色彩が変化する「カラードシルバー」、アジア太平洋地域は斬新で遊び心にあふれた「ブルーグリーン」が市場において増加すると予測する。

日本においても、アジア太平洋地域と同様、「ブルーグリーン」などの青色の中でも中間色であるカラーが注目される色となると予測。「ブルーグリーン」は、90年代半ばに世界の自動車市場を席巻した色として知られているが、時代やトレンドとともにブルーグリーンの回帰が期待されている。

《纐纈敏也@DAYS》

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