欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは4月14日、2016年第1四半期(1-3月)の商用車(LCV=軽商用車)の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は11万3100台。前年同期比は4.3%増だった。
市場別実績では、西欧の中心国の地元ドイツが、前年同期比3.7%増の2万8000台と増加。フランスは17.6%増、スペインも27.7%増、イタリアも40.2%増と伸びた。
また、東欧は8000台を売り上げ、前年同期比は2.6%増と回復。中東は7900台にとどまり、前年同期比は0.5%減と後退。南米は4.1%増の9600台と、プラスを保つ。アジア太平洋は、9.1%減の5000台。
車種別では、『Tシリーズ』が、前年同期比7.6%増の4万6800台。『キャディ』は4.9%増の3万6700台だった。『アマロック』は1.7%増の1万8800台。『クラフター』は5.9%減の1万0900台。
2015年のフォルクスワーゲン商用車の世界販売台数は43万0800台。前年比は3.5%減と、マイナスに転じた。2016年3月単月では、前年同月比0.8%増の4万6100台を販売している。