BMWグループは、3月の世界新車販売の結果を明らかにした。BMW、MINI、ロールスロイスの3ブランドの総販売台数は、同社100年の歴史で過去最高の24万0659台。前年同月比は3.5%増と、3か月連続で前年実績を上回った。
ブランド別では、BMWが前年同月比2.9%増の20万1352台と、3か月連続の増加。MINIは6.6%増の3万9061台と、3か月連続の前年実績超え。ロールスロイスは、25%減の246台という結果。
グループ全体の第1四半期(1-3月)市場別実績は、中国を含めたアジア全体が、前年同期比10%増の18万2982台を販売。このうち中国は、前年同期比10.5%増の12万7105台だった。北米は、前年同期比8.6%減の10万0081台と減少傾向。欧州は25万6973台を売り上げ、前年同期比は9.5%増と、回復基調が続く。
1-3月のBMWブランド実績では、『2シリーズ』が「アクティブ/グランツアラー」効果で、前年同期比56.3%増の4万3657台。新型『7シリーズ』は、20.3%増の1万0588台。
SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)では、新型『X1』が、前年同期比67.7%増の5万1002台と大きく増加。『X3』は、27.2%増の3万8719台を販売した。
BMWグループの2015年世界新車販売は、5年連続で前年実績を上回り、過去最高の224万7485台。前年比は6.1%増だった。2016年第1四半期は、前年同期比5.9%増の55万7605台。BMWグループのイアン・ロバートソン営業&マーケティング担当取締役は、「2016年を通して、このポジティブな傾向は続くと確信している」と述べている。