16日15時37分頃、名古屋市昭和区の市営地下鉄「御器所駅」の駅員がホームに煙が充満していることを発見、運転指令室に通報した。
一時はホームに白煙が立ち込め「先が見えなくなるほど」(駅職員)だったという。このため通報から2分後に、御器所駅を通る鶴舞線全線で運転を停止。また、同駅で交差する桜通線も通報から7分後に運転を停止した。
名古屋市消防局の調べで、同駅の換気機関室の空調機のファンベルトは外れて、モーターが過熱したことによる白煙であることが判明した。現場には消防車10数台が駆けつける騒ぎとなったが、これによる負傷者はいない。
その後、鶴舞線は約2時間後の17時38分に、桜通線も17時41分に運転を再開した。16日中は両線とも運転停止による遅れが生じるが、17日のダイヤは平常に戻る予定。