米国の自動車最大手、GMは4月8日、中国における3月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は29万6939台。前年同月比は0.6%減と、2か月連続で前年実績を下回った。
GMの中国合弁(乗用車)には、上海GMとSAIC‐GMウーリン(上海通用五菱汽車)の2社がある。
3月のブランド別では、ビュイックブランドが7万2886台を販売。前年同月比は2.9%増と、伸び率はひと桁台に減速したものの、前年超えを維持。新型『エクセルGT』が好調。SUVの新型『エンビジョン』は、前年同月比85%増と大きく伸びた。
シボレーブランドは3月、前年同月比19%減の3万3320台と減少傾向。主力中型セダンの『マリブ』のモデルチェンジが響いた。2月末に発売された最上級セダン、『マリブXL』の販売に力を入れる。
キャデラックブランドは3月、7588台を販売。前年同月比は14%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。1月末に投入された最上級サルーン、『CT6』の効果も出た。
2015年のGMの中国新車販売は、過去最高の361万2635台。前年比は5.2%増だった。2016年第1四半期(1-3月)は、前年同期比0.2%増の96万3652台を売り上げている。