ルノー、ディーゼル車の排ガス性能を向上へ

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ルノーのディーゼルエンジン dCi(参考画像)
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フランスの自動車大手、ルノーは4月5日、ディーゼル車の排ガス性能を向上させると発表した。

今回の発表は、フォルクスワーゲングループの排ガス不正問題を受けて、ディーゼル車の環境イメージが低下していることを受けての対応。また、排ガス試験においては、ダイナモ上での計測と、実際の走行時の計測との間で、有害物質の排出量に差が大きいと、各方面から指摘されたことを受けての対応でもある。

今回のルノーの発表によると、実際の走行下で、排ガス中のNOX(窒素酸化物)を低減させるため、ユーロ6ディーゼル車に、2つの改善策を施す。

ひとつは、EGR(排ガス再循環装置)の作動領域を2倍に拡大すること。もうひとつが、NOXの貯蔵および処理能力を高めること。この改善策は、2016年7月から開始する予定。すでに顧客に納車されている車両については、2016年10月から行う。

ルノーは、「改善策が、排ガス中のNOXを大幅に削減する。それでいて、エンジンの信頼性や安全性、車両の走行性能や燃費に影響は与えない」と説明している。

《森脇稔》

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