なお、インパル19号車のドライバーは今季も2010年チャンピオンのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが務める。また、エントリーリストには新たなチーム名として「ITOCHU ENEX TEAM IMPUL」が関口の名と同時に記載更新されており、インパルは新たにエネルギー商社「伊藤忠エネクス」をメインスポンサーに迎えて今季を戦うことが明らかに。大きな支えを得た名門は、オリベイラ、関口とともにチーム一丸、オリベイラ加入初年度以来となる6年ぶりのタイトル獲得を目指す。
ちなみに松下は昨年のGP2で、今季はSFに参戦するストフェル・バンドーンと「ART Grand Prix」チームで僚友だった。松下は今季のGP2にも同チームから参戦、前年王者バンドーンに続いてのチャンピオン獲得を目指すが、ともにF1マクラーレン・ホンダ傘下にあるドライバーの彼らが、SF鈴鹿テストで少々変則気味な揃い踏みを見せることになる。基本的には順位を競う関係にないものの、これは今テストにおける通好みの注目要素といえるだろう(バンドーンはホンダエンジン搭載のDANDELION RACINGから今季SFに参戦)。