欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループが3月1日、ジュネーブモーターショー16で発表した今後の事業戦略。自動運転に関する発表も行われた。
これは、フォルクスワーゲングループのマティアス・ミュラーCEOが明らかにしたもの。「自動運転で攻勢を開始し、ライバルに先駆けてこのコアテクノロジーを市場に導入することを目指す」と発表している。
自動運転テクノロジーは、世界の主要自動車メーカーが、早期の実用化を目指して研究開発を推進。現在、フォルクスワーゲングループ内では、アウディが自動運転の研究開発の先導役を務めている。
競合メーカーでは、日産自動車が3月1日、ジュネーブモーターショー16において、「2020年までに欧州、米国、日本、中国向けの複数車種に自動運転技術を搭載する」と発表したばかり。フォルクスワーゲングループも「ライバルに先駆けて」と宣言したからには、2020年までの自動運転実用化を目指すと見られる。
フォルクスワーゲングループのマティアス・ミュラーCEOは、「成功へのカギは、自動車とデジタル世界を組み合わせて、顧客、社会、産業にメリットをもたらすこと」と語っている。