踏切へ進入したクルマ、列車に押し出され川へ転落

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21日午前11時30分ごろ、香川県高松市内にある高松琴平電気鉄道長尾線の踏切で、警報機や遮断機が作動した後に進入してきた軽RVと、通過中の普通列車が衝突。クルマが川へ転落する事故が起きた。この事故でクルマの運転者が軽傷を負っている。

香川県警・高松東署によると、現場は高松市東山崎町付近で幅員約3mの直線区間。軽RVは市道(堤防道路)を走行していた際、警報機や遮断機が作動していた踏切に進入。直後に通過した普通列車(長尾発/高松築港行き、2両編成)に押し出されて堤防を滑落し、路面から約4m下の川へ転落した。

事故を目撃した通行人が水没しつつあったクルマから運転していた同市内に在住する65歳の女性を救助。女性は近くの病院へ収容されたが、足を打撲するなどの軽傷を負った。列車の乗客乗員約30人にケガはなかったという。

現場の道路側にガードレールなどの転落防止用の柵は設置されてなかった。聴取に対して女性は「ボーッとしていた」などと供述しているようだ。警察では踏切への漫然進入が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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