欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは2月18日、排ガス不正問題のリコール(回収・無償修理)作業の今後の計画を発表した。
フォルクスワーゲングループは1月末、排ガス不正が行われたEA189型ディーゼルエンジンに関して、欧州のドイツで、リコール作業に着手。EA189型のうち、まずは「2.0TDI」で、ソフトウェアを更新するリコール作業を開始した。
リコール作業はまず、小型ピックアップトラック『アマロック』で開始。今回、同社の発表によると、3月からは、『パサート』の2.0TDI搭載車のリコール作業を開始するという。
また今回、「1.6TDI」と「1.2TDI」のリコールについても、開始時期を公表。1.2TDIは2016年第2四半期(4-6月)の後半、1.6TDIは2016年第3四半期(7-9月)から、リコール作業を開始する。
ソフトウェアのアップデートに要する時間は、30分以内。1.6TDIではソフトウェアの更新と、「エアフロートランスフォーマー」と呼ばれる部品の追加を行うため、およそ45分となる。