米国の自動車最大手、GM の欧州部門のオペルグループは2月8日、1月の欧州販売の結果を公表した。オペルとボクスホールを合わせた総販売台数は、1月の新記録のおよそ8万台。前年同月比は10.4%増だった。
信用不安を抜け出した欧州では、オペルの市場シェアが拡大。1月の欧州での市場シェアは、前年同月に対して0.4ポイント増えて、5.75%を確保している。
市場シェア拡大の要因は、小型車の好調。牽引役は2015年11月に発売された新型『アストラ』。1月は1万7500台以上を売り上げた。また、小型SUVの『モッカ』も人気。1月は、前年同月比5.4%増のおよそ1万2500台を販売する。
市場別では、地元のドイツが前年同月比20.5%増と好調。フランスも16.6%増、スペインは68.8%増と伸びた。ドイツの1月市場シェアは、2008年以降では過去最高を達成した。
オペルのピーター・クリスティアン・カスペルト営業担当取締役は、「再び新年に素晴らしいスタートを切った。これは、オペルの商品ラインナップの魅力を示すもの」と述べている。