ホンダは1月29日、2015年4-12月期(第3四半期累計)の連結決算を発表した。
それによると、売上高10兆9432億円(前年同期比+11.3%)、営業利益は5672億円(-3.0%)、税引前利益は6941億円(-0.6%)、四半期利益は4853億円(+3.8%)だった。
四輪事業や金融サービス事業の売上収益の増加、為替換算による売上収益の増加影響などにより、増収となった。営業利益は、売上変動および構成差に伴う利益増やコストダウン効果などはあったものの、品質関連費用を含む販売費および一般管理費の増加などにより、3.0%の減益となった。
第3四半期累計期間における四輪の連結売上台数は、265万6000台(+0.9%)。国内の落ち込みを北米やアジアでカバーした。二輪は南米を含むその他の地域の減少はあったものの、アジアでの増加などにより、793万9000台(-0.1%)と、微減にとどまった。
通期業績見通しについては、売上台数の減少を織り込み、売上高を前回公表値より500億円減の14兆5500億円に下方修正。各利益項目は前回予測を据え置いた。