メルセデス・ベンツ日本は1月21日、メルセデスベンツ『S550』などのカムポジションセンサの配線に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『S550』『S550クーペ』『メルセデス-AMG S63』『S63』『メルセデス・マイバッハ S550』の5車種で、2013年6月5日~2015年11月10日に輸入された計2455台。
ヒューズボックスからカムポジションセンサをつなぐ配線が長いため、電気抵抗が大きくなり、エコスタート時にエコスタート用バッテリから供給される電源電圧に電圧降下が発生することがある。そのため、当該センサへの電源供給が不安定となり、カムポジションが正しく認識されず、エコスタートができないおそれがある。
改善措置として、全車両、車両配線の長さを修正する。
不具合は3件発生、事故は起きていない。市場からの報告により発見した。