出光興産は12月24日、2016年1月から3月の原油処理計画を3製油所合計で前年同期と同じ725万キロリットルとすると発表した。
国内需要については、国内景気は緩やかな回復を続けているものの、省燃費車普及や暖冬等の要因を踏まえ、前年をやや下回る水準で見込んでいる。
同社は3製油所体制下での供給ショートポジション戦略を継続しており、冬季の最需要期入りに際し、国内需要が大きく変動する場合は在庫・輸入・調達等を活用しながら、柔軟な需給調整を実施し安定供給の確保を行っている。
1~3月の原油処理計画は、国内向けは内需を下回る処理水準とし需要変動に対応する一方、堅調な海外市況を背景に最大限輸出を実施するため、前年同水準とした。