【ホットロッドショー15】ストリートの可能性を見せたかった…究極のカスタムハーレーが決定

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カスタムワークスゾン STREET750
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パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にて、12月6日に行われた「ヨコハマ ホットロッドカスタムショー2015」。ハーレーダビッドソンのブースには、完成度の高い手の込んだカスタムが持ち込まれ、来場者から注目を浴びた。

STREET BUILD OFFというプロジェクトのもと、アスタリスク(星川英樹氏)、チェリーズカンパニー(黒須嘉一郎氏)、デュアスカラスサイクルス(藤井龍也氏)、ラックモーターサイクルズ(杉原雅之氏)、カスタムワークスゾン(植田良和氏&吉澤雄一氏)が製作したストリート750だ。

これは究極のカスタムアートを競うコンテストで、日本の5つのカスタムショップはハーレーダビッドソン米国本社のデザインチームが選出した。

完成した5台は、いずれも徹底的にカスタムが施され、ショー会場にいる目の肥えたファンらを唸らせるものばかり。ハーレーダビッドソンジャパンの担当者も「さすが日本が誇る有力ビルダーたち。予想以上の出来映えです」と、感心するばかりだった。

グランプリもまた米国本社のデザインチームが選出。見事その栄冠を手にしたのは、滋賀県にあるカスタムワークスゾン、吉澤雄一氏&植田良和氏のペアだ。

有機的なラインを強調したボディワークと、美しく仕上げられた細部の作り込みが高く評価されたラジカルな1台。リアを片持ちにし、ホイールは四輪車用が用いられる。

ゾンの吉澤&植田組は、大胆かつ美しいカスタムバイクを世に送り出している名コンビで、2007年にはアメリカ最大のバイクラリー、スタージスにて開催されたカスタムショー「AMDワールドチャンピオンシップ」に出品。同年の「ラッツホールカスタムバイクショー」ではスーパーラジカルクラスで優勝し、一躍脚光を浴びた。

奇抜なアイデアと繊細なディテール、走行性能の高さが高く評価され、国内のカスタムショーでは常にアワードを獲得。海外からも注目され続けている。

「今回のプロジェクトは、フレームの骨格を変えずに格好良くすることを目指しました。何度もエンジンを眺め、エンジンの形を見ながら、全体像を考えていきました。ストリートにもこんな可能性があるんだっていうのを見てもらいたかったです」(吉澤氏)

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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