JAXA、宇宙で長期飼育されたメダカで遺伝子に及ぼす影響が明らかに

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際宇宙ステーションで飼育したダブルトランスジェニックメダカ
  • 際宇宙ステーションで飼育したダブルトランスジェニックメダカ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙環境での長期飼育がメダカの遺伝子に及ぼす影響について明らかになってきたと発表した。

2012年10月から12月の2か月にわたって、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟で、水棲生物実験装置(AQH)を用いて、メダカの幼魚を長期観察し、宇宙環境における骨代謝のメカニズムを研究する実験を、東京工業大学とJAXAが共同で実験してきた。

実験の成果は、学術誌に論文掲載されたが、共同研究者である東京大学(三谷啓志教授ら)、新潟大学(寺井崇二教授)が実験に用いたメダカのサンプルを用いて、遺伝子発現を解析、その結果が米国科学雑誌「Plos ONE」に掲載された。

2か月間飼育した幼魚メダカの臓器サンプル6種類を網羅的に遺伝子解析した結果、宇宙と地上とでは発現が大きく異なる遺伝子を複数発見した。また、どの臓器でも共通的に変化する遺伝子も発見されている。

今後、これら遺伝子発現の変動がどのようにして発生するのかの研究が進展すれば、宇宙飛行士などの長期宇宙滞在における健康維持の技術・知見が得られることが期待できるとしている。
《レスポンス編集部》

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