【MINI クラブマン 新型】プレミアムスモールから「プレミアムコンパクト」へ

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MINI クラブマン
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2代目になったMINI『クラブマン』が発売された。新型では新たにプレミアムコンパクト市場に参入するべく開発されたという。

「2002年の発売以来、MINIは“プレミアムスモールセグメント”を確立したモデルだ。そして、新型クラブマンではひとクラス上の“プレミアムコンパクトセグメント”に参入したいと考えている」とは、BMW MINIディビジョンプロダクト・マーケティング マネジャーの岡田信之さんの弁。

3ドアMINIの購入ユーザーについて岡田さんは、「ヤング、ヤングカップル、あるいはシングルといった方々が 13%ほどで、(プレミアムスモールセグメントの)輸入車と比較をするとかなり割合が高い」という。その一方、「35歳以上のファミリーの方々は12%ほどだ」とし、「他と比較し低い結果であった」。

一方、プレミアムコンパクトセグメント市場の輸入車は、35歳以上のファミリー層の構成が高いことから、「クラブマンをプレミアムコンパクトセグメントに投入することで、現在(MINIで)購入の少ない35歳以上のファミリーで、特に、子供が少なくとも一人はいる方々に購入してもらえるのではないか」と戦略を述べる。

世帯内の保有台数では、「現在3ドアMINIユーザーのうち 4割がこのクルマ一台で賄っているが、3台以上保有しているユーザーは 3割」と岡田さん。そして、プレミアムコンパクトセグメントの場合は、「半数以上がこのクルマ一台で賄っている」という。すなわち、プレミアムコンパクトセグメントユーザーに対しては、「一台で様々なニーズに対応する必要があるので、3ドアMINIとは違ったニーズが出てくる」と話す。

では、3ドアMINIの購入ユーザーの購入移行はどうか。岡田さんによると、「プレミアムスモールセグメントからの乗り換えが45%。ダウンサイジングユーザーは27%
であるのに対し、プレミアムコンパクトセグメントでは、更にダウンサイジングユーザーが増加する」とし、これら条件を踏まえ、クラブマンは新たにプレミアムコンパクト市場に参入することを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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