第2レースは28周、約163kmの中距離設定で、ドライタイヤでスタートした場合に4輪タイヤ交換1回の義務があるが、第1レースに続いてウエットコンディションでの戦いとなったため、この規則は実質無効化。今回も路面状況急変等がない限り、全車ノーピットが基本の戦いとなる。チャンピオン争いは、予選7位の石浦(#38 P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ)が決勝8位以内に入れば自力王座。唯一、逆転の可能性を有するのは予選4位の中嶋一貴(#1 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)で、自身優勝、かつ石浦9位以下の場合に奇跡の大逆転となる。
スタートは、その直前に5番グリッドの小林可夢偉(#8 KYGNUS SUNOCO Team LeMans/トヨタ)のマシンの前輪からブレーキ関連の過熱が原因と思われる出火があり、フォーメーションラップやり直しに。可夢偉は最後尾にまわされ、レースは27周へと1ラップ短縮された。
今度こそのスタート、ここでイン側から素晴らしいダッシュを見せたのは4番グリッド発進の一貴だった。しかしトップまでは惜しくも届かず、1周目終了のオーダーはポール発進の山本尚貴(#16 TEAM 無限/ホンダ)が先頭、それに一貴、野尻智紀(#40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(#19 LENOVO TEAM IMPUL/トヨタ)、アンドレ・ロッテラー(#2 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)、そして6番手に石浦という形勢になる。