KLMオランダ航空が本拠を置くアムステルダム・スキポール空港は10月30日、2016年4月1日から空港使用料を平均11.6%引き下げると発表した。
使用料の引き下げに2年連続で踏み切る理由について、スキポール空港は2014年と2015年の旅客数が予想を上回ったことと経費削減計画が順調に進んだことを挙げた。また、引き下げを実施しても、国際競争に耐えられるだけの強固な地位を維持できるとしている。
一方、旅客数の大幅増を記録しているスキポール空港は、施設に大規模な投資を行う必要性を強調し、再来年以降に空港使用料を引き上げていく可能性が高いとしている。ただ、他の国際空港との競争を考慮し、使用料の引き上げは徐々に進めていく方針。