【東京モーターショー15】"運ぶを支える"、いすゞ ギガ 新型公開

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いすゞプレスブリーフィング(東京モーターショー15)
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いすゞ自動車は10月28日、「東京モーターショー2015」にて、新型トラック『GIGA(ギガ)』をメインに展示をおこなっている。片山正則代表取締役社長によるプレゼンテーションでは、"運ぶを支える"いすゞの取り組みが語られた。

今回のブースのコンセプトは『Always Next to You ー暮らしのそばで、「運ぶ」は未来へ。ー』というもので、これには「世界中の人々の生活を支え、子どもたちに明るい未来を運ぶ、そんなトラックメーカーであり続けたい」という想いが込められているという。

新型ギガはハード面だけでなく、ソフト面でも大きな進化を遂げた。これは車両がインターネットと「つながる」ことで新しい稼働サポートを提供するというもの。2001年に運用を開始した商用車テレマティクスの「みまもりくん」の進化系にあたるもので、運転操作のモニタリングを通じたエコドライブサポートを目的としたものから、新型ギガに搭載される「MIMAMORI」では最新の通信技術とGPSを活用した情報提供サービスへと進化している。

エンジンやトランスミッションなどの機関装置の稼働状態をモニタリングし、インターネットを通じて顧客といすゞに送信される。こうして故障の前兆を捉えることが、トラックの稼働を止めないということに“つながっている”という。いすゞはこの高度な稼働サポートシステムを「PREISM」という名前で今後展開していく。
なお安全装置においては、国内大型トラックではじめて、ミリ波レーダーとカメラを併用したプリクラッシュブレーキを採用している。

その他にも参考出品として、大型CNGトラックの新型『ギガ CNG』も展示された。CNGトラックはCO2排出量が少ない環境に優しい天然ガス車なのだが、ディーゼル車に比べ一充填あたりの走行距離が短いのが欠点。しかし新型ギガでは燃料タンクの抜本的なレイアウト変更が可能になり、この問題をクリアしているという。つまり新型ギガ CNGは他のガソリン・ディーゼル車両に劣らない、実用的な走行距離を確保しているという。

片山社長は、2015年5月に発表した中期経営計画に触れ、いすゞは今後も「技術と製品で"運ぶを支える"ものづくり」と「ライフサイクルを通じて"運ぶを支える"稼働サポート」を両輪とし、事業を行っていく方針だという。

最後に片山氏は「いすゞは日本で生まれ育った商用車メーカーとして、世界の安全で豊かな暮らしづくりに貢献できると信じております」と締めくくった。

《石原正義》

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