欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは10月16日、9月のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は51万3500台。前年同月比は4%減と、7か月連続で前年実績を下回った。
2015年1-9月の市場別販売は、最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比7.4%減の191万台。中国を含めたアジア太平洋地域も、6.6%減の208 万台にとどまる。
また、北米の1-9月実績は、前年同期比2.5%増の44万3300台。このうち米国は、26万4200台にとどまり、前年同期比は2.5%のマイナス。
信用不安からの回復傾向を示している欧州は1-9月、前年同期比3.1%増の130万台。このうち、西欧(ドイツを除く)は、6.3%増の115万台。地元ドイツは4.3%増の44万8500台と、プラスを維持した。ロシアは、前年同期比40.3%減の5万6000台と、大幅な減少が続く。
2014年のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売台数は、初の600万台超えとなる約612万台。2015年1-9月実績は、前年同期比4.7%減の435万台だった。