ヤマハ発動機は、10月29日から東京ビッグサイトで開催される「第44回東京モーターショー2015」に、二輪車らしさでヤマハらしさを表現した四輪車のデザイン提案モデルを出展すると発表した。
同社は四輪車事業に参入する方針で、今回市販モデルとして検討しているデザイン提案モデルを展示する。
同社の今回の出展テーマは「YAMAHA MOTOR PRODUCT ORCHESTRA」。世界初披露のワールドプレミア6モデル、日本初披露のジャパンプレミア1モデルを含む電動アシスト自転車、スクーター、モーターサイクル、リーニング・マルチ・ホイール(LMW)、四輪バギー(ROV)、四輪車の合計20モデルを展示する。
また、モーターサイクル技術とロボティクス技術を融合したヒト型自律ライディングロボットの技術も展示する。
世界初公開となる「レゾネーター125」(試作車)は、若者に、「バイクと共にあるライフスタイル」を提案するオーセンティックスポーツのコンセプトモデル。軽量・スリム・コンパクトな車体に、メーター周りに新規性のあるデバイスを配して、近未来の時代感とノスタルジックを融合した。ギターに用いる木目素材をあしらったタンクやシートカウル、管楽器に用いるエングレービング技法で装飾したマフラーやタンクキャップなどを採用する。
同じく世界初公開となる「PES2/PED2」は、原付二種クラスのEV二輪のコンセプトモデル。ストリートスポーツの「PES2」と、ドリフトスポーツの「PED2」は、フレームを兼ねるモノコック構造の新パワーユニット(ヤマハ・スマートパワー・モジュール)を共有する。「PES2」は、前輪にインホイールモーターを装着した2WDを採用したオンロードスポーツで、「PED2」がマウンテントレールギア。
このほか、モーターアシストと高性能自転車による電動アシストマウンテンバイク「YPJ-MTBコンセプト」を世界初公開する。電動ユニットの存在感を際立たせる発進・加速・登坂性能と、電動ユニットの存在を感じさせないデザイン性の両立を図った。フィールドで安心して楽しめるよう、400Wh大容量バッテリーや多機能メーターを装備する。