アウディジャパン広報は10月7日に横浜市で開いた新車発表会で、フォルクスワーゲン(VW)グループによる不正排ガス問題について触れ、「今のところ販売に主だった影響が出ているということはない」と述べた。
アウディジャパンは発表会の冒頭で、「問題とされているディーゼルエンジンを搭載した車の正規輸入はない。従って日本のお客様がお乗り頂いているアウディ車については該当しない」と改めて説明した。
その上で「日本は該当しないとはいえ、海外ではアウディの車にも該当するものがあると発表されているので、その点については日本のお客様に多大なご心配をおかけしているということについては大変申し訳なく思っている。今後VWを中心とした原因究明を注視して、お客様の信頼を損なうことないよう精一杯やっていきたい」と強調した。
一連の問題が販売に与える影響については「とくに目立ったクレームや反響はなく、9月の販売も前年同月に比べて1.3%とわずかではあるが上回っているし、販売店への来場も前年並みを維持している状況なので、今のところ販売に主だった影響が出ているということはない」と話した。