東京湾納涼船ロングランの秘密…65年目で乗船数最高記録

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今年も過去最高記録で運行シーズンを終えた東京湾納涼船
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 開始から半世紀以上たったビジネスが、新たなユーザー層を開拓して過去最高記録を更新し続けている。今年65年目を迎えた東海汽船の「東京湾納涼船」だ。

 東京湾納涼船は7月から9月までの夏期3か月間限定で運行される、東京湾クルーズサービス。竹芝ターミナルを出港し、レインボーブリッジやお台場など夜のベイエリア沿いをめぐって寄港する。船内にはフードコーナーのほか、イベントステージや貸し切りで使える個室なども用意されている。

 今年は3か月間で合計14万5256名が乗船。12年連続での乗客増加で、過去最高記録を更新した。増加する乗客を牽引するのは20代を中心とした若者層。浴衣を着て乗船すると、乗船料と飲み放題のセット料金2600円から1000円割引される。この割引内容が人気となり、大学生らの利用が増加。今年は全体の35%、8月に関しては45%が浴衣姿で乗船した。

 また、シーズン終盤の9月後半にはハロウィンを題材にしたクルーズも。天候に恵まれなかった9月期もこうしたイベントで盛り上げ、記録更新につながった。

 古くからのビジネスにアレンジを加え、新規ユーザーを取り込んだ好例といえそうだ。

65年目で最高記録更新、東京湾納涼船なぜ人気?

《こばやしあきら/H14》

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