三井造船、次世代浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備用船体を開発

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三井造船は、次世代浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)用船体の開発を完了したと発表した。

海底油田は、地理的位置による環境条件の違い、油の性状の違いによって必要となる設備が大幅に異なるため、プロジェクトごと、専用のFPSOを建造している。このため、開発・製造期間の長期化や、専用化によるコストの低減が大きな課題だった。従来、船体を共通化することのみを主眼とした標準FPSOや、ジェネリックFPSOが提案されてきたものの、製造期間の短縮やコスト低減の解決は困難だった。

三井造船は、船体に石油・ガス生産設備を合わせるのではなく、生産設備に応じた船体を柔軟に計画できる次世代FPSO用船体「Mitsui noah-FPSO Hull」(noah-FPSO Hull)を開発した。

「noah-FPSO Hull」は、船体の船首尾端部と平行中央部をそれぞれ独立とすることで、設計や建造の柔軟性を大幅に高めた。

具体的には、プロジェクトに応じて平行中央部の長さを変えられるモジュラー設計方法と、建造の自由度を大幅に拡大できる水平分業建造方法を採用する。これより、船首尾端部のみで構成される自航可能な船体と、平行中央部とをそれぞれ別な造船所で建造することも可能で、製造期間の短縮も図れる。
《レスポンス編集部》

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