三井造船は、玉野事業所で建造し、昨年7月に竣工した北海道大学水産学部附属練習船「おしょろ丸」が、「シップ・オブ・ザ・イヤー2014」漁船・作業船部門賞を受賞したと発表した。
「シップ・オブ・ザ・イヤー」は、日本船舶海洋工学会が授賞するもので、今年が25回目。日本で建造された船舶の中から、技術的・芸術的・社会的に優れた船を表彰している。
「おしょろ丸」は、極域まで航行可能な耐氷構造をもち、電気推進システムと防振・防音設計で高性能な調査船を実現したことが評価され、漁船・作業船部門賞を受賞した。
今回、部門賞を受賞した「おしょろ丸」は、初代忍路丸が1909年に誕生以降、100年以上にわたって、日本の海技教育と水産科学の発展に寄与してきた船舶の5代目。