全日本空輸(ANA)は、原油価格が下落しているため、10月1日から国際線貨物での「燃油特別付加運賃」(燃油サーチャージ)を引き下げると発表した。
同社グループでは、燃油特別付加運賃を申請時点における直近1カ月の航空燃油市場価格の平均に基づいて見直している。今回、8月の同価格の1カ月平均が1バレル当たり57.25米ドルとなったため、改定する。
10月からの燃油サーチャージは日本=北米・欧州・中東などの長距離路線が、1kg当たり現在より14円値下げして36円、日本=シンガポール・タイ・ベトナム・インドネシアなどの遠距離アジアが12円引き下げて34円、日本=韓国・台湾・中国・香港・フィリピンなどの近距離アジアが11円引き下げて29円とする。