トヨタ自動車は8月26日、「第9回 夢のクルマアートコンテスト」の入賞先品を発表。表彰式をメガウェブ(東京都江東区)で開催。各部門の金賞に輝いたのはスリランカ、ルーマニア、パラグアイの子供たちとなった。
このコンテストは、全世界の15歳以下の子供に「夢のクルマ」を描いてもらうもので、2004年より毎年開催されている。9回目となる今年は過去最高となる世界81の国と地域から、87万5000を超える応募があったという。
まず世界各地で「ナショナルコンテスト」がおこなわれ、その優秀作品を集めて「ワールドコンテスト」を開催。その中から30作品がファイナリストに選ばれる。表彰式には世界22の国と地域からファイナリストが参集し、賑やかなものとなった。
コンテストは7歳以下、8~11歳、12~15歳の3部門に分けられ、それぞれに金銀銅、そしてベストファイナリスト賞が設定されている。また特別賞としてトヨタ自動車の豊田章男社長が選ぶ「豊田社長賞」、加藤光久副社長が選ぶ「夢のクルマ技術賞」がある。
各部門の金賞は以下の通り。7歳以下の部:セトゥンディー・ドゥランヤ・デヴァガマゲー(スリランカ、7歳)、8~11歳の部:アダ・マリア・チェントゥ(ルーマニア、11歳)、12~15歳の部:アスール・パス・セルヴィン・ローダス(13歳)。
また「豊田社長賞」に選ばれたのはヘイン・パク(カナダ、15歳)、「夢のクルマ技術賞」はミンハル・アドナン・サミ(UAE、9歳)。偶然ながら、今回の金賞と特別賞の受賞者はすべて女児となった。
ファイナリストとなった子供たちとその保護者は、トヨタ産業技術記念館の見学や浅草観光をはじめ、さまざまな交流プログラムで親睦を深めることになっている。
またトヨタ動車は、次回コンテストの予定を公開。第10回コンテストは2015年9月より順次、各国で「ナショナルコンテスト」の応募要項を発表し、作品募集を開始するという。