宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、火山噴火予知連絡会からの要請を受け、陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)で、8月16日から噴火警戒が続く桜島の緊急観測を実施している。
観測したデータは、国土地理院や関連防災機関に提供、地殻変動の解析が行われている。
JAXAが「だいち2号」による桜島の干渉SAR解析画像を使って、桜島の南岳山頂火口の東側の広い範囲で、2015年1月4日と同年8月16日のデータを比較した結果、最大で16cm程度の衛星方向に近づく変位があったことが確認されたとしている。
JAXAでは、引き続き「だいち2号」による観測を継続することで、防災機関による桜島の監視に協力する。