南海電鉄、高野線の2000系と九度山駅を「真田赤備え」で装飾へ

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2000系の装飾イメージ。「真田の赤備え」をモチーフにデザインする。
  • 2000系の装飾イメージ。「真田の赤備え」をモチーフにデザインする。
  • 九度山駅の装飾イメージ。「六文銭」をあしらったのれんや幕も掲出する。

南海電気鉄道と和歌山県九度山町はこのほど、高野線の2000系電車と九度山駅を「真田色」で装飾すると発表した。戦国武将の真田幸村を主人公としたNHK大河ドラマ「真田丸」が2016年1月から放映されるのを機に、「真田の赤備え」で装飾する。

発表によると、2000系は真田幸村の「赤備え甲冑」をモチーフに車体を装飾。「六文銭」や「結び雁金」をあしらう。車内の座席も赤をベースに「六文銭」を取り入れたデザインにするが、優先席は若草色をベースとし、ハート型の「六文銭」を取り入れたデザインにする。4両編成1本に装飾を施し、今秋から約1年間運行する予定だ。

九度山駅も「真田の赤備え」や「六文銭」で装飾。駅舎やホームを落ち着いた風合いに塗装し、「六文銭」をあしらったのれんや幕を掲出する。完成は今秋頃を予定している。

真田幸村は戦国時代の信濃の武将。1600年の関ヶ原の戦いでは敗退した西軍に加わったが、このときは東軍についた兄・信之の嘆願もあって死罪を免れ、九度山に幽閉された。

《草町義和》

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