国土交通省は、圏央道・久喜白岡JCT~境古河IC間20kmが開通して3か月間の効果をまとめた。
それによると、埼玉県北部方面から成田空港に向かうバスが、混雑している都心を迂回することによって定時性の向上と移動時間が短縮したとしている。成田空港行きの高速バスでは、圏央道開通を機に、運行ルートの変更や停留所の新設が検討されている。
また、都心を通過せず、成田空港、東名高速などの観光地へ移動が可能となり、観光ツアー、観光バス事業が拡大している。沿線の観光バス事業者では、圏央道の開通を機に新規バスを15台増車し、新たな観光ツアー企画を検討している。
開通区間に並行する一般道を走行する路線バスの定時性が向上した。東武動物公園駅バス停から、境車庫バス停までのバス遅延時間が18分っかっていたのが2分と16分間改善した。