仏領レユニオン島で見つかったマレーシア航空(MAS)MH370便の機体の一部とみられる残骸について、アブドル・アジズ・カプラウィ副運輸相は、MH370便と同じボーイングB777型機のものであると発表した。
しかし、昨年3月に消息を絶ったMH370便の一部であるかは、確認できていないと述べた。レユニオン島では、機体の残骸以外にも新たにバッグや金属の破片、扉の一部とみられる残骸などが次々と見つかっており、派遣したマレーシア調査チームが発見現場に向い調査を行うと明らかにした。
一方でリオウ・ティオンライ運輸相は、これまでマレーシアの他、米国や中国、フランスが発見された残骸に関する調査に参加していると述べた。今後レユニオン島周辺の当局にも支援を要請すると明らかにした。
これまでの調査によりMH370便は昨年3月、乗客乗員239人を乗せクアラルンプールを発ち、北京へ向かう途中、南シナ海上で針路を変更、インド洋に向け数時間飛行した後、墜落したとみられていることがわかっていた。7月末にマダガスカル島東方のインド洋上に位置するフランス領レユニオン島で機体の一部とみられる残骸が見つかり、フランスの研究所において鑑定が行われている。