スズキは7月23日、軽自動車『アルト』などのアンチロックブレーキシステム(ABS)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、スズキ『アルト』『エブリイ』『ジムニー』、マツダ『キャロル』の4車種で、2014年12月10日から2015年2月4日に製造された1万0305台。
ABSの油圧調整装置において、構成部品の形状が不適切なため、圧入組付け時に樹脂製の異物が発生することがある。そのため、当該異物が油圧制御弁などに噛み込んでABS作動時に調圧が遅れて、走行安定性を損なうおそれがある。
改善措置として、全車両、ABSの油圧調整装置を良品と交換する。
不具合および事故は発生していない。取引先からの情報により発見した。