ニュアンス・コミュニケーションズは7月17日、車載ソフトウェアおよびサービスプロバイダーのオープンカーと、コネクティッドカー向けのクラウド・アプリケーションやサービスの提供で提携すると発表した。
オープンカーが展開するコネクティッドカー向けOpenCar Connectインフォテインメント・フレークワークが、ニュアンスの音声認識技術Dragon Drive Linkテクノロージーを全面的にサポートすることで、スマートフォンと車載デバイスとのデータ接続やパーソナライゼーションなどの処理性能を向上させることが可能になるとしている。
ニュアンスでオートモーティブ部門のシニアバイスプレジデントを務めるアーンド・ヴァイル氏は同日都内で会見し、「コネクティッドカーのソリューションのために、オープンカーが持つHMI、アプリケーションフレームワーク、そして関連するツールを活用していくのが今回の協力関係の目的になる」と説明。
その上で「これによりニュアンスは製品を開発し、市場に投入していくための時間を短縮することが期待できる」と述べた。
またオープンカーのジェフ・ペインCEOは「オープンカーとニュアンスの技術を組み合わせることによって、自動車メーカーが新しいネットユニットを迅速に出していくことができるようになる上、その車の寿命が尽きるまでメンテナンスのしやすいものにしていくことも可能になる」とコメントした。