チョコ口移しが原因で発生の事故で有罪判決

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昨年12月、青森県野辺地町内の町道で乗用車を運転中、助手席に同乗していた女性から菓子を口移しされた際に前方不注視による死亡事故を起こしたとして、自動車運転過失致死罪に問われた48歳の男に対する判決公判が23日、青森地裁で開かれた。裁判所は執行猶予付きの有罪を命じている。

問題の事故は2007年12月28日夕方に発生した。野辺地町米内沢付近の町道で、路肩を歩いていた69歳の男性が後方から進行してきた乗用車にはねられ、全身強打したことが原因で死亡した。

クルマを運転していた被告の男は「脇見が原因で事故を起こした」と供述したが、助手席に同乗していた女性が運転中の男性に対し、チョコレートを口移しで食べさせていたことが判明。著しい前方不注視状態となり、歩行する被害者の存在に気がつかないまま突っ込んでいたこともわかった。女性は後に重過失致死罪で逮捕。略式起訴されて罰金50万円の命令を受けている。

23日に開かれた判決公判で、青森地裁の福家康史裁判官は「同乗者から求められたチョコレートの口移しに安易に応じ、その結果として重大な事故を起こした」と指摘。「前方を注視するという、運転手に求められる基本的な注意義務を怠った」として、被告に対して禁固1年6か月(執行猶予5年)の有罪判決を言い渡した。
《石田真一》

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