旅行検索サイトのスカイスキャナーとヤフー(Yahoo! JAPAN)は、合弁会社「スカイスキャナー・ジャパン」を設立し、「Yahoo!検索」上で「航空券検索」機能の提供を開始した。
スカイスキャナーは30言語で事業展開をする旅行検索サイト。グローバルで1300社以上の航空会社・旅行代理店と提携しており、各企業との直接契約の強みを生かしたリアルタイム性を軸に、ウェブサイトへの訪問者数は月間3500万超、スマートフォンアプリが総計3500万ダウンロードの実績を持つ。
国内のオンライン旅行市場は、2013年度には1兆5699億円となり、2011年度の約1.6倍に成長している。この背景を踏まえ、世界各国での実績を持つスカイスキャナーとYahoo! JAPANは今回、オンライン旅行市場の分野で、日本のユーザーへの利便性、回答力向上を図ることを目的に、日本での運営拠点「スカイスキャナージャパン」を設立した。
合弁会社は、具体的な施策として、まず「Yahoo!検索」の検索結果に、「航空券検索」機能を追加する。「Yahoo!検索」で旅行の出発地と目的地を検索すると、検索結果上にすでに「出発地」と「目的地」が入力された「航空券検索」機能が表示される。
「航空券検索」機能で、「出発日」と「復路」、「旅行者情報」などの条件を指定することで、スカイスキャナーが提携している航空券の閲覧・比較が可能。
Yahoo! JAPANは、「Yahoo!検索」の回答力の強化、スカイスキャナーでは「Yahoo!検索」上でサービスを展開することによる日本市場への認知強化を見込む。