ルネサス、R-Car最小サイズのADAS向け開発キットを発売

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ルネサスのADAS向け開発キット「ADASスタータキット」
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ルネサス エレクトロニクスは、R-Carでは最小サイズとなる、先進運転支援システム(ADAS)向け開発キット「ADASスタータキット」を発売した。

新製品は、ルネサスの車載情報機器向けSoCのハイエンド製品となる「R-Car H2」を搭載しながら、R-Carの開発キットでは最小となる約10cm×約10cmのサイズを実現しつつ、初期開発に必要となるインタフェース、周辺機能を搭載している。「R-Car H2」はOpenCVのインタフェースに対応した最先端のコンピュータビジョンコア「IMP-X4」、OpenGLESに基づく最先端のグラフィックスコア「G6400」を搭載。「R-Car H2」の性能を活かした3Dサラウンドビュー、スマートカメラ、センサフュージョンなどの各種ADASアプリケーションの開発を手軽に開始することができる。

オペレーティングシステムは、他のR-Car評価ボードでも実績のあるLinux「Yocto Distribution」をサポートする。メイン基板には2GBのDDR3 RAM、64MBのQSPIフラッシュメモリと、マイクロSDカード・スロットを搭載。イーサネットによるカメラ接続や、HDMI出力も搭載する。PCIe等をサポートする拡張コネクタを用いれば、サラウンドビューシステムで必要な4つのカメラ接続やさらなるモニタ出力の追加も可能となる。

《纐纈敏也@DAYS》

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