駐車中の救急車が無人滑走、止めようとした男性が負傷

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12日午後0時40分ごろ、栃木県小山市内の飲食店駐車場で、駐車中の救急車が無人のまま滑走し、近くに止まっていたワゴン車に衝突する事故が起きた。この事故で救急車を押し止めようとした1人が軽傷を負っている。

栃木県警・小山署によると、現場は小山市大川島付近にある飲食店の駐車場内。小山市消防本部・豊田分署に所属する救急車は、負傷者発生の一報を受けて出動。現場において活動していたところ、駐車中の救急車が無人の状態で滑走を開始した。

場内にいた28歳の男性がこれに気づいて救急車を押し止めようとしたが、救急車は止まらず、約10m離れた場所に駐車中のワゴン車へ衝突した。この事故で男性が打撲などの軽傷。ワゴン車に乗っていた9人も病院へ搬送されたが、ケガはなかった。

警察では救急車のサイドブレーキが掛かっていなかったものとみて、現場まで運転してきた27歳の男性隊員から自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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