国土交通省は7月1日、ディーゼル重量車と二輪車の排出ガス規制を強化するため、道路運送車両の保安基準等を改正し、公布、施行した。
車両総重量が3.5トンを超えるディーゼル重量車は、排出ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)の規制値を現行の平均値0.7g/kWhから0.4g/kWhへ、約4割低い水準に引き下げる規制強化を行う。
新型車の適用開始は車両総重量7.5トン超(けん引自動車除く)が2016年10月1日、同けん引自動車が2017年10月1日、車両総重量3.5トン超7.5トン以下が2018年10月1日。継続生産車および輸入車は車両総重量7.5トン超(けん引自動車除く)が2017年9月1日、同けん引自動車が2018年9月1日、車両総重量3.5トン超7.5トン以下が2019年9月1日。
二輪車(原付除く)は、排出ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)について、これまでの規制値と比較して最大約6割低い水準に引き下げる規制強化を行う。そのほか、新たに駐車時等の燃料蒸発ガスに対する規制及び車載式故障診断装置の装備の義務付けを行う。
適用開始は新型車が2016年10月1日、継続生産車および輸入車が2017年9月1日。