7月1日にオープンする常磐自動車道 守谷サービスエリア(下り線)『Pasar守谷』。茨城県守谷市野木崎にあるこのSAは、“東京モノ”で埋め尽くされている。「これから茨城・福島へ向かう」というドライバーに、なぜ東京の商品を売るのか? 60枚の写真とともに見ていこう。
前述の疑問を高速道路関係者に投げかけると、「高速道は“ウェルカム”という意味を込めてその土地のモノを売るエリアもあるが、東京圏のSAは、“過ぎ去ったエリアのモノを売る”というパターンが多い」という答えが返ってきた。
「守谷SAの場合は、これから茨城・福島方面に向かう下り線のユーザーに東京モノを、ここから都心へ向かうという上り線のユーザーには茨城モノを提供している」(守谷SA関係者)
「目的地で“ご当地グルメ”は堪能するはず」という前提があり、「過ぎ去ったエリアの『食べておきたい』というニーズに応えている」と関係者は話していた。守谷SAのスタッフはこんな話ももらしていた。
「守谷SAは、上下線とも高速道路外から入れるでしょ。だから、『東京に行った』という証明のために、この上り線のSAで“東京土産”として買っていく地元の人も、結構な割合で出てくると思うよ」
常磐道ドライバーと、高速道路外のユーザー。常磐道守谷SAは、それぞれの思惑が入り混じりつつ、さらに盛り上がそうな気配だ。